>>追記:2021年度千葉県立高校入試の範囲が決定しました

受験生がコロナ休校の不利益を被らないよう,入試の範囲に配慮してねー,という通知が文科省から各都道府県の教育委員会に出されていました。

東京都はこれに従い,数学からは三平方の定理,英語からは関係代名詞を削る,という英断を下しました。高校受験英語から関係代名詞を取ったら,ほぼ何も残らないのでは,というくらい関係代名詞は肝ですから,さすがは政府のおひざ元の教育委員会だと思います。

また,大阪もすでに出題範囲を発表しており,英語に関しては東京ほどの範囲の縮小はないものの,数学では三平方の定理を除外しています。

一方,昨日,神奈川県立高校の入試範囲が発表されました。3学年の最後にちょろっとやる,重要度の低い内容が申し訳程度に省かれているのみで,ほぼ例年通りの入試の範囲でした。数学からは「標本調査」,英語からは「中3で習い英単語」が除外されたのみ。

東京都があそこまでの英断を下した後で,このやっつけ仕事感あふれる決定を下したことは,別の意味で英断だったと思います。

コロナ禍の一連の文科省の対応に対する現場の不満が,この出題範囲からありありと見て取れます。東京都が文科省に忠実だったのに対し,神奈川県はいわばお上に反旗を翻したように思えます。

かわいそうなのは受験生。塾に通っている生徒と通っていない生徒,また,コロナにいち早く適切に対応できた塾とそうでない塾によって,生徒の学力の差が出ることは避けられないように思います。

さて,コロナ対策では東京都の後を追うばかりだった千葉県は,どのような入試の範囲を設定するのでしょうか。7月中には発表される予定です。

>>追記:2021年度千葉県立高校入試の範囲が決定しました