
英語塾を開校して初めての定期テストがあり、英語の結果が返ってきました。
小さなクラスから,100点が1人,99点が1人!!
テスト直前の2回の授業では、終わる時間になっても残って勉強を続けた生徒たち。がんばっている子供は精いっぱい応援したくなります。
テスト対策の最後の仕上げが終わったときに手ごたえがあったので、「満点期待してるよ」と思わず声をかけてしまったのですが、しっかりと期待にこたえてくれました。応援している人の成功は、自分のことのように嬉しいものですね。今日は炭酸ジュースで祝杯をあげましょう。
英語の定期テスト対策についてですが、中1ならば、社会や理科のようにテスト範囲の文法と単語をしっかり押さえておけば9割方得点できるのですが、中2以降は、時制だけでもすでにいくつも学んでいるため、テスト範囲しか勉強していないと、突然既習事項が出てきて、すっかり忘れている、ということになります。過去形ばかり訓練して臨んだテストに突然現在形が出てきたりすると、注意すべき三人称単数現在の”S”を忘れてしまい、まんまと先生の術中にはまるというわけです。
特に、前に習った時制から、後に習った時制への変換についてはよく訓練されていますが、その逆には弱い、ということに最近気づきました。
例えば、過去形は現在形よりも後で学ぶのですが、その際にどんな問題集にも”I have a pen.→この文章にyesterdayを加えて書き換えなさい”といった問題が出題されます。つまり、すでに学んだ現在形を過去形に書き換える問題です。これについては短期間でさんざん繰り返し訓練されるため、ほとんど間違える生徒はいないでしょう。
ところが、これを”He had a pen. →この文章にnowを加えて書き換えなさい」という具合に、過去形を既習事項である現在形に変換するようにと言われると、おそらく半分以上”He have a pen.”と書くのではないかと思うのです。
現在形を学習していた時期ならば、「サンタンゲンノs」「サンタンゲンノS」と呪文のように唱えて警戒していたでしょうが、過去問の集中訓練しかしてこなかった試験に突然三人称の現在形が出てくると、すっかりノーマークですから間違えることが予想されます。
定期テストの直前2週間は定期テスト対策が中心になりますが、それ以外のときには毎週しっかり復習を交えて、文法の定着を図りたいと心に誓いました。