当塾には,様々な中学の生徒さんが通ってくださっています。
それぞれの中学の定期テストを見ると,その水準の差に驚きます。

できるだけ点数を取らせてあげようとしていることが明らかなテストもあれば,団子状態の上位層をふるいにかけるようなテストもあります。

簡単な定期テストほど,その単元で学ぶ文法と教科書本文の内容が中心となり,難しいものほど,単元で学ぶ内容を問う問題は少なく,実力テストのような定期テストとなります。

定期テストには,その学校の学力水準が色濃く反映されているように思います。

自分の学校がどのレベルなのかを知る手掛かりはあまりないのですが,中3になると教えてもらえる可能性があります。
中3の実力テストでは校内偏差値が知らされるのですが,これは志望校を決めるうえでアテになりません。受験は校内テストではありませんから。

学校にはこの校内偏差値のほかに,県全体の偏差値が知らされているはずですので,先生によってはそれを知らせてくれる方もいらっしゃいます。あるいは,学校や学年によっては公式に両方の偏差値を教えてくれることもあります。

その二つの偏差値がさほど変わらない場合,その学校は平均的な学校ということになります。

ところが,学校によってはこの二つの偏差値にかなりの乖離がある場合があります。例えば,偏差値が5も違うとなれば,要注意です。校内偏差値の方が県偏差値よりも5低ければよいのですが,5も高いとなれば,その学校の学年順位や平均点との比較で物事を判断するのは危険だということになります。

例えば,隣の学校ではだいたい平均点を取っていればA高校に合格できるとしても,この学校では平均点+30点取っていないと合格できない,ということも考えられるわけです。

また,隣の学校ではいつも学年20位までにいればB高校に入れるとしても,この学校では10位以内でなければ厳しい,ということもあるでしょう。

中学に入ったばかりのときには,判断材料が定期テストの点数や学年順位しかないために,それに一喜一憂しがちですが,自分の通う学校の水準がどの程度なのかを知っておくことは大切です。

できれば中2で一回,そして中3になったら最低数回は模試を受けることが重要です。
井の中の蛙にならないよう,客観的に自分の立ち位置を知ることで,目標との距離を正確に測ることができるでしょう。