初めての共通テストが終わりました。「英語の量が増えた」「時間が足りなかった」などの声がsnsにあふれていたようです。実際のところを知りたくて,自分で解いてみました。共通テストの英語について分かったことと,小中高でできる準備について考えてみたいと思います。
まず,英語の筆記試験について。一言で言えば,「美しい」問題でした。曖昧さの残るような問題は一問もありませんでした。どの問題も,正解に明白な根拠となる文があり,選択肢で迷ったり悩んだりするあいまいさがまったくありませんでした。
この辺は,大手予備校の模擬試験などとは質が一線を画していると感じました。
形態としては,発音,アクセント問題が姿を消し,単純な文法問題もありませんでした。一問目から長文読解。内容を問う問題がほとんどでした。
難易度についてですが,基本的な語彙から成る,比較的読みやすい文章でした。一文に分からない単語が3つも4つも出てくるような難関私大文型の英文に比べると,難易度は低いと言えるでしょう。
また,日本語で読んだとしても分からないような難解な内容は一つもなく,内容自体も読みやすいものになっていました。
ただし,受験生の多くが感じたであろうように,センター試験に比べると時間の余裕はなくなったかもしれません。
大学受験は,これまで以上に長文読解が鍵になりますので,これまで以上にしっかりと長文対策に力を入れたいと心を新たにしました。
「前から」「訳さず」スピーディーに英語を読めるようになるよう,訓練を重ねて参ります。