文部科学省の定める学習指導要領の変更に伴い,今年度から教科書 が大幅に改訂されました。

実際に教科書を見て,予想を上回るレベルアップに仰天しました。

 

特に注意が必要なのは中学1年生です。昨年までは,中1英語のスタート時といえば,ゆっくりとアルファベットを楽しく習い,自分の名前のつづりを覚え,のんびりとbe動詞を学び,最初の定期テストはアルファベットを書ければ50点は取れるようなものでした。

ところが,新たになった教科書では,例えばNEW HORIZONを例に取ると,初めて本文が登場するUnit1-2には,43words,12文が含まれ,そこにはbe動詞と一般動詞が混じっているのです。しかも,肯定文だけではなく疑問文も登場します。

中1というと,be動詞と一般動詞の使い分けに苦労するのですが,教科書の初っ端から何食わぬ顔で登場。

つまり,中1入学の時点で,be動詞と簡単な一般動詞についてはすでに理解していることが前提になっているのです。

2020年より小5,小6の英語が教科化されました。これにより,英語の学習時間は年70単位、週2コマになりました。中1の教科書も驚きますが,小6の英語の教科書にも高度で驚きます。

小6のお子さんに「授業,分かる?」と聞くと,「分からない」との返事。
英語の指導の経験のない先生が突然難しい英語の教科書を渡されて教えなければならないのですから,無理もありません。

最もかわいそうなのは今年の中1です。英語が教科化されてからまだ1年しかたたないのに,一定の理解力があることを前提に中1の英語学習が始まるのです。

 英語は中学から,という概念はもう捨てなければなりません。