
期末テストが続々と返却されています。
今回の定期テストで,入塾時から30点アップして90点台に乗せた生徒さんがいらっしゃいます。
しっかりとカリキュラムをこなしていた生徒さんでしたので,いつかは90点台に手が届くだろうとは予想していましたが,入塾から2回目の定期テストに早くも実現し,自分の子供のことのように嬉しく思いました。何より,生徒さんの誇らしげな表情が私にとっての金メダルでした。
さて,当塾で成績を上げられる生徒さんには,いくつか共通する特徴があります。
- 宿題を欠かさずやってくる
- 英単語暗記を怠らない
- 間違い直しに貪欲
当たり前じゃないか,と思われるかもしれませんが,この当たり前を当たり前にできる生徒さんはあまり多くありません。一つ一つについて詳しく書いてみたいと思います。
宿題を欠かさずやってくる
勉強時間の確保は成績の向上または維持に欠かせません。これをどのように図るかにより,塾の形態は異なります。
自習室やコンピューターを活用して授業内でほぼすべての勉強を完結させる塾も増えている中,当塾では必要最小限の時間しか塾内の学習に充てません。
また,一般的に集団塾で扱わないリスニングや音読,シャドーイング,さらには長文読解を中1から取り入れているため,授業内で文法に割く時間はさらに短くなります。
そのため,宿題はほぼ毎回しっかりと出しますし,小テストもほぼ毎回ありますので,その対策も必要です。
当塾では,生徒さんの理解度等に応じて,一人一人に最も適した教材から適量の宿題を出します。問題集は,難しすぎても簡単すぎても効果が上がりません。ですから,同じ授業に出席していても,生徒さんごとに教材も宿題の内容も異なるということは,ここではよくあることです。
そして,入塾当時にやや易しめの問題集で基礎が定着した生徒さんが,次の学期には一つ難易度の高い問題集へと移行し,定期テスト等で90点を取れるようになったら,もう一段階難易度の高い問題集を使うようになる,ということもございます。
今回30点アップを果たした生徒さんも,4か月間で教材が2回変わりました。
英単語暗記を怠らない
文章は,単語とそれを結び合わせる原則(文法)の二つでできています。どんなに一生懸命文法を学んでも,単語の知識がなければ,読むことも書くことも,聞いて理解することもできません。
教科書改訂をきっかけに,英単語は数においても難易度においても各段に増し,一度に覚えきれる量ではなくなりました。また,英単語暗記は楽しい作業ではないので,当塾ではほぼ毎回小テストを行い,少しずつ単語の暗記を促します。
学校の定期テストは特に,出題範囲の教科書本文に出てくる単語の知識を問う問題が一定の割合で出題されるため,英単語の暗記が欠かせません。
間違い直しを怠らない
自分の弱点を洗い出し,それを修正しようとする姿勢は,成績を上げるうえで欠かせません。
間違えた問題の向き合い方については,「入塾後初の定期テストで」で書いております。
当塾では,その授業で間違えた問題の解きなおしを毎週行うよう強く推奨しております。
もっと成績を上げたい,という場合,この3つのどれかに改善点があるはずですので,それを特定することから始めることをお勧めします。