いよいよ大学入学共通テストまであと1週間を切りました。

近年は大学入試の方式も実に多様です。
中でも,「共通テスト利用」は受験生の大きな味方になります。

「共通テスト利用」方式の入試とは,共通テストの点数のみで合否を決定する入試の一方式です。その大学の入試対策をする手間が省け,実際に会場に足を運んで入試を受ける必要もなくなるため,時間も省けますし,コロナやインフルエンザのリスク軽減の点においても非常に使い勝手のよい入試方式です。

各大学の各学部によって,合否判定に用いる共通テストの教科や配点が異なります。

例えば,A大学のある理系学部は共通テストの3教科(英,数,理)で合否判定をするのに対し,B大学の同学部ではそれに国語も加えた4教科で合否判定をする,といった具合です。

あるいは,A大学の同じ学部でも,3教科入試と4教科入試があったりもします。

さらには,同じ4教科であっても,学校によってその配点は

国語:100
数学:200
理科:200
英語:200

であったり,

4教科すべて同じ割合の配点だったりと,細かい点て異なり,受験生は自分の得手不得手をもとに受験校を決定します。

ついでに言うと,この「共テ利用」方式は,一般の入試の受験料が約35000円ほどなどに対して,約15000円と,格安なのも魅力です。

前置きが非常に長くなりましたが,今日はその中でもリスニングが得意な受験生向けの学校の共通テスト利用入試をご紹介します。

それは,明治大学です。

多くの大学の「共テ利用入試」では英語が利用されます。英語の共通テストは,大きく分けて,「筆記」と「リスニング」の二つの部分で構成されているのですが,その配点は各大学に任されており,多くの大学では,リスニングの配点はそれほど大きくはありません。

ところが,明治大学の場合,多くの学部で英語の「リスニング」と「筆記」が1:1の配点となっています。文系学部だけではなく,理工学部でもそうなのですから,驚きです。

センター試験が共通テストに変わって以来,リスニングの難易度は格段に増しました。

1回しか問題文を流さない問題もあり,さらには図や表を見ながら,高度な英文を聞いて理解することが求められます。

リスニングに自信のある受験生は,明治大学の共通テスト利用で差をつけることができますので,今年の入試要項をよく調べてみるとよいかもしれません。

※この記事は2022年1月10日現在の情報をもとに書いております。入試情報は年によって変化しますので,最新の情報については,ご自分でよくお調べになることをお勧めします。

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