小学6年生クラスの授業の一コマ。

いよいよ中学入学が迫ってきた6年生たち。中学でよいスタートを切れるよう,改めて話をしました。

「覚えておいてほしいことがあります。
それは,間違えることを恐れないこと。
ここは間違いから学ぶ場なので,間違えて当たり前です。
ですから,自分が当てられる問題を先に解いて完璧な答えを用意しておく必要はありません。そうしている間,ほかの問題を解くことができなくなってしまいます。
また,同じ理由で,お友達が答えがわからないときに,答えを教えないでください。

一見親切な行為に見えますが,そのお友達が分かっていない,ということを講師のわたしが知らなければ,わたしがそのお友達を助けることができません。」

いつもはとても元気なクラスですが,この話をしてから授業が終わるまで,全員,水を打ったように静まり返り,黙々と真剣に問題に取り組んでいました。

もう大人として話ができるうえに,まだ思春期に入っていない,この時期を大切にしたいと思った一コマでした。

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